「尿モレとは?」

尿モレは出産や加齢に伴い多くの場合女性に現れる症状です。心配で外出できないなどQOL (クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)が低下する要因ともなり、生活に障害を感じるようであれば、早めに治療を受けることも大切です。

実は多くの女性が悩んでる尿モレ

尿モレとは自分の意思と反して尿が出てしまう、いわゆる尿モレの事をいいます。症状が深刻でない限り人に相談しづらいものですが、実は女性の多くが経験しているのです。ある調査によれば40歳以上の女性の3人のうち1人は尿モレの経験があるそう。
尿モレ自体は生活に大きな支障がなければ特に治療が必要な病気ではありません。でも、外出できないなど生活に影響を与えるようであれば、専門医に相談してみることも大切です。

●尿失禁の種類1「くしゃみや咳などでもれる 腹圧性尿失禁」

くしゃみや咳、運動など、お腹に力を入れると思わずもれてしまう腹圧性尿失禁は、尿失禁全体の7割程度を占めています。腹圧性尿失禁の原因は、膀胱や尿道を支えている骨盤底筋がゆるんでくることが原因。妊娠・出産をすると骨盤底筋や靭帯に負担がかかり、ゆるみやすくなるため、出産回数が多かったり難産だった女性は腹圧性尿失禁を起こしやすいといわれています。

筋肉トレーニングで改善

軽度の尿モレであれば骨盤底筋を鍛えることで改善することができます。肛門や膣に力を入れるようにするだけでも鍛えることができますが、専門のトレーニングを行うほうが効率がよくおすすめです。

トレーニング1
足を肩幅に開き、テーブルなどに手をついて立ちます。その姿勢のまま膣や肛門を締めたり力を抜いたりという動作を繰り返します。

トレーニング2
お腹や背中の力を抜いて仰向けになります。足を肩幅に開いてひざを軽く立てましょう。この姿勢のまま肛門と膣を締めたり、力を抜いたりという動作を繰り返します。

●尿失禁の種類2「トイレが間に合わない 切迫性尿失禁

尿意を感じると、トイレに着くまでガマンができずモレてしまう切迫性尿失禁は腹圧性尿失禁に次いで多い失禁です。通常、膀胱に尿がたまると脳に知らせがいき、脳が排尿するよう体に指令を出します。でも切迫性尿失禁の場合は、脳が指令を出す前に膀胱が勝手に収縮をして排尿してしまうのです。更年期をすぎると女性ホルモンの変化により膀胱が過敏になって切迫性尿失禁となるケースが多くありますが、特に原因がない場合もあります。
切迫性尿失禁の人はトイレが近くにないと不安なため、外出も控えるようになってしまいがちです。用心のために意識的にトイレに行くようになるので、頻尿にもなり生活にさまざまな障害がでてきます。

切迫性尿失禁の治療

膀胱を収縮させる筋肉をつかさどっている神経伝達物質、コリンを抑える薬により治療していくのが一般的です。このような薬を服用しても改善されない場合は手術をする場合もあります。

●尿失禁の種類3「少しずつ漏れでてしまう いつ流性尿失禁

尿が一定以上たまると腹圧に対応できずに、尿が少しずつ漏れていってしまういつ流性尿失禁は男性に多いのが特徴。女性でも骨盤底筋や靭帯がゆるみ、骨盤内臓下垂症になると起こる場合があります。この尿モレの場合は前立腺肥大症など、原因にそった治療法がなされます。

●尿失禁の種類4「認知症や運動機能低下で、もらしてしまう 機能性尿失禁

排尿機能は正常にもかかわらず、身体運動能力の低下や認知症が原因でおこる尿失禁です。身体運動能力の低下のために一人でトイレに行けず、我慢しきれない、あるいは排尿する適切なTPOが判断できなくて、居間で排尿したり、食事中にもらしたりするといったケースです。 この尿モレの治療においては、トイレに行きたいサインを見つけ、トイレ誘導や時間誘導を行うとともに、起きやすいベッドにしたり、衣類の着脱を容易にする工夫といった生活環境の見直しも含めたケアが、最大のポイントになります。

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